令和6年度学校関係者評価報告書
令和7年3月 本行寺第二伊興幼稚園
1:本園の教育目標
大切な幼児期において、子どもたち一人ひとりがそれぞれに違う思考や成長を遂げる中で、 その成長を共に喜び、感じ合う事で信頼関係を築きながら、理想的な距離感の中、多くを詰め込みすぎず、 バランスを取りながら日々の保育を行う。保護者とも子どもについて密に連携を取り合う中で、子ども・保護 者・職員が1つになって行う園づくりを理想とする。
2:令和6年度の重点的に取り組む目標
集団生活の中において、どのように「生かされて生きている自分であるか」という事を子どもたちに感じても らう事が出来るかを理念の1つとし、「ありがとう」「ごめんなさい」が素直に言える事で【思いやり】の 心を育む。とはいえ、思いやりという気持ちを子どもたちに伝える事は、決して簡単な事ではないので、いか にして伝えるかという事を皆で考える。又、ダメな事はしっかりとなぜダメなのかを伝える事で改善に導く。 子どもがなぜその行動をとるのかという事にフォーカスし、色々なアプローチを考える。それを保育者が理解 する事が、子どもとの信頼に繋がる事に期待を持ち、心の育みの実践を行う。 今まで続けてきた保育内容や行事をただ継続するのではなく、新たな取り組みを皆で考える。
★評価項目★
①子どもたちの気持ちを理解する事に努め、日々の保育を実践する。 【A】
※子どもたちが難しくてわからない事がある時は、わからないままにせず、教え方をかえたり、言葉の表現を かえて、理解出来るよう勤めた。 ※子ども同士のけんかが起きた際は、お互いが想いを伝えられるような話し合いの取り持ちを行う事で、解決 に導く事を目指した。 ※少人数の保育であるからこそ、しっかりと目の行き届く保育の実践をした。
②行事や参観に向け、事前準備や内容について思考し実践する。 【B】
※行事も1から見直し、現状においての最善の形を模索して実施をした。 ※参観も普段の様子を保護者に見ていただく事を理想として実施したが、やはり子どもたちはなかなか普段と は違う姿になってしまう事から、保育参観の在り方も検討してみては良いかと感じた。 ※初めての園主体でのPTA活動として実施してきたので、次年度からは更に流れを把握した中で、より良い形 を目指せると思う。 ※地域の方にもっと園をアピールする事も出来るのではないか。
③保育の中で子どもたちに様々な経験や体験から刺激を与え、興味や関心を育てる。 【B】
※子どもたち同士で考え学び合う時間を多く取り入れた。 ※ふと興味や関心を持ったことに対し、もう少し取り組みとして出来る事があるのではないかと感じる事が あり、何をしてあげられるかを次年度からの園生活に活かしていきたい。 ※子どもたちに刺激を与えられるイベントの計画は良かった。そこから子どもたちが興味を持ち、更なる 育みに活かせるよう、保育の中での計画により力を入れられたらと思う。
★総合評価★ 【A】
[評価 A:よく取り組めた B:どちらともいえない C:あまり取り組めなかった]
※総評※
今年度も子どもたちと日々の園生活を共に育ち合いながら、楽しく過ごす事が出来た。それが園としては何より 大切な事だと思う。毎年、その年に合ったベストな形での保育や行事をしっかり準備検討し、職員全体が同じ 方向を向いて子どもたちの育みの力となれる園づくりをしていきたいと思う。
※評価委員の方のご意見※
★先生一人ひとりが、しっかりと園児に対し向き合う事が出来る環境はとても良いと感じる。 ★以前、行事に協力した時、子どもたちが元気に「ありがとうございました」と言ってくれたのが印象的。 自分も卒園生として、日々仏教情操の教育がなされていることで、自分を律する事ができていた。それが今の 子どもたちにも伝わってもらえている事はとても良い事だと思う。 ★いつも笑顔の先生たちで、子どもたちも保護者も安心して通う事が出来ました。イベントもたくさん企画して くださり、キラキラした眼の子どもたちの姿が印象的でした。子どもたちが自信をもって小学校に行けるよう に、これからも第二伊興幼稚園らしい温かい保育を期待します。
学校評価委員会 学校関係者評価委員会 園長 千田 真尚 白倉 ひとみ 副園長 千田 佳子 笹野 喜久 及び本園職員 元井 一嘉