令和5年度学校関係者評価報告書
令和6年3月20日
本行寺第二伊興幼稚園
令和5年度学校[自己]評価 【令和6年2月実施】
1:本園の教育目標
大切な幼児期に於いて、子供たち一人ひとりがそれぞれに違う思考や成長を遂げる中で、その成長を共に喜び、感じ合う事で信頼関係も築きながら、理想的な距離感の中、多くを詰め込みすぎず、バランスを取りながら日々の保育を行う。
保護者とも子供について密に連携を取りあう中で、子供・保護者・職員が1つになって行う園づくりを理想とする。
2:『本年度重点的に取り組む目標』
集団生活の中において、どのように「生かされて生きている自分であるか」という事を子供たちに感じてもらう事が出来るかを理念の1つとし、「ありがとう」「ごめんなさい」が素直に言える事で思いやりの心を育む。とはいえ、思いやりという気持ちを子どもたちに伝えることは、決して簡単なことではないので、いかにして伝えるかという事をみんなで考える。
当たり前などない事を色々な体験や経験から学び、就学を迎える前に「有難い」「おかげさま」の心を育む。久しぶりにマスクをはずしての園生活を実践する中で、子供たち同士、また職員とののコミュニケーションを表情や口元から感じる事で、大事な幼児期の成長の力添えをする。
3:評価項目の達成及び取り組み状況
【評価項目】
① コロナ禍を終え、表情や言葉から真意を理解し合えるよう勤める。
【評価】A
【取り組み状況】
子どもたちと共に喜びを分かち合い、悲しい時や喧嘩してしまった時は、
ただ叱ったり、「泣かないで」と言うのではなく、どうしてその心情になってしまったかを子どもたちから聞き、気持ちに寄り添う事で信頼を築き上げながら保育に取り組んできた。
② 行事や参観に対しての取り組み
【評価】B
【取り組み状況】
保護者に園での子どもたちの様子をたくさん見てもらえる事が出来る
よう、参観を出来るだけ実施したが、内容や参観時間などにおいて
もう少し早めにイメージする事が出来ればよかった。行事に於いても
人数制限なしでの開催にあたり、新たな取り組みとして始めた事も
あったので、事前の職員一同での共有を持てたらより良い形で実施
出来たかもしれなかった。
③ 「思いやり」の心の育てへの取り組み
【評価】B
【取り組み状況】
「ありがとう」「ごめんね」を素直に伝える事の大切さを子どもたちに
保育の中で伝えていったが、一方で伝える事の難しさも感じた。
植育として、お花を育て、命の大切さを学んでもらう事の実践も行った
事で、子どもたちの植物や虫などを粗末に扱わない心の育みに繋がった。
学年ごとに責任を持って育てるようにさせてあげられたら、もっと自分 が育てようという意識の向上につながるのではないかとも思うので、次年度からの取り組みとしていきたい。
※上記3項目の評価は下記の通りである。
A:充分な成果があった B:成果があった C:あまり成果を感じなかった
4:総合的な評価
【評価】A
【評価理由】年間を通し、少人数制において子どもたちとしっかり向き合い
ながら保育が出来た。保護者にも園に携わる機会を多く設け
られた事で、園が目指す「みんなで作る園生活」の実践が
出来た。
5:次年度への課題
少人数の園として、今までやってきた形での行事などを改めて見直し、
どんな形が子どもたちにとって理想的かをしっかり事前計画の下で
行う。日々の保育においても、1つ1つの子どもの声を受け止める事で
信頼関係を築き上げていく。
★学校関係者評価委員会の総評★
〇子どもたちだけでなく、保護者の事も考えて新しい試みを取り入れ、子どもたちの個性を受け入れた少人数ならではのあたたかい保育をして下さった。
〇決められたカリキュラム以外にも日々の変化に柔軟に対応して、小回りの効いた取り組みをして下さった。子どもたちを通して先生方1人1人の顔が見える、温かい保育を実践して下さった。
学校評価委員会 学校関係者評価委員会
園長 千田 真尚 令和5年度保護者会会長 白倉 ひとみ
副園長千田 佳子 令和4年度保護者会会長 平田 貴子
職員 丸山 優夏
斉藤 淳子
相馬万里子
馬田 萌美